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2021年2月1日 ホームページが完成しました

コンセプト

自然から学んだ庭づくり。
緑のある暮らしは、
人生をより心地良いものにする。

これまで、数々の日本庭園や雑木の庭などを経験してきた中で「枯れる」「成長が乏しい」「葉が黄色い」という問題にぶつかり、 色々な書見や教えを基に土を耕したり、肥料を与えたりしました。成果は得られるものの、一時的なもの。 もっと根本的に解決できないかと考えるようになりました。

「どうしたら、庭の植栽が、野や山に自生しているように、みずみずしく美しく育つのだろうか」

そして「自然を真似すれば良い」という答えに辿りつきました。 育てる庭の庭づくりは、自然が教科書です。 健全な土を育て、循環や共生など自然を真似ることで、美しい緑を持続させるのです。 住まいの顔である玄関で、オフタイムを過ごすリビングで、 ふと目をやった先に、みずみずしい緑がある。 そんな「生活とともにある庭」をつくりたいと思っています。

小出尚志

水と空気をふくんだ「ふかふかの土」で、 根を優しく包み、たくましく育む。

植物は人間と同様、生きています。食べたもので、カラダがつくられ成長しているのです。 汚れた水を飲み続ければ、病気になることはたやすく想像できると思います。 根から水分や栄養をとる植物は、土の状態が重要になるのです。

多くの住宅は、基礎部分がコンクリートや路盤で固められていて土の中の水分は行き場を失い停滞してしまいます。 そして、栄養も空気もない土に変化していってしまいます。 そんな土の状態では、植物たちがいきいきと成長するはずがありません。

私たちは、大雨でも土の深くまで浸透し、排水が行える森林の土を目指して、停滞した水の流れを改善し、土の中に新鮮な空気を送りこみ、 必要な有機物を生み出すサイクルを作ります。 健全な土を育てることこそが、植物を美しく育てることに必要不可欠だと考えます。

あたかもずっと以前から、その場所に 生えていたかのような木の佇まい。

自生している植物は、陽の当たり方や環境によって、自ら枝葉を一番良い形へと成長させます。 だから庭に植える植物も、より自然に近い状態にした方がよく成長します。 お客様の要望をふまえた上で、建物の位置や方角、周りの住宅環境や土質などを考慮し、最善と思われる樹形と配置をご提案します。

もちろんお任せ頂いても構いませんが、ご希望であれば、一緒に植木農家さんをまわって選ぶこともできます。 イメージに合う樹木に出会うまで探すので、時には山林の所有者に許可をもらい、直接山から素材を得ることもあります。

庭は、外観・街並み・環境を形成する大切な要素でもあります。 美しい樹木は、建物の外観をより美しく見せ、付加価値を高めます。 自然と共生し調和のとれた環境づくりにもつながるので、樹形を選定することは大切だと考えています。

視覚の愉しみはもちろん、
光や風、空気までも季節を堪能できる。

春にはみずみずしい新芽、夏には生命力溢れる葉、秋にはうっとりする紅葉、冬には柔らかな光。 視覚から四季を楽しめることは言うまでもありませんが、それだけではありません。 生活に緑があると、暮らしを心地よくする効果が得られるのです。

夏は、土の中から吸い上げた水の90%が葉の裏側から大気中に放出され、その「天然ミスト」により上昇した気温を和らげる効果があります。 冬は、太陽光が弱まるので光合成が活発に行えず、不必要な葉を落としますが、その分建物の奥深くまで光が差し込み、室内に暖かい光が届きます。

森林で光や風、そして空気を感じ「自然」を体感することは、人々の心を癒すとも言われています。 住まいに庭をつくることは、目と体で四季を愉しむことができるのです。 日常にリラックス効果を生む「人が樹と寄り添う生活」おすすめします。